トマト黄化葉巻病の総合的防除方法

トマト黄化葉巻病はタバココナジラミによるウイルス媒介が原因です。予防の第一歩は、タバココナジラミをハウスに「侵入させないこと」です。

その中で、総合的防除方法はいくつかありますので、できることから取り組みましょう。

1　ハウスに侵入させない方法

・黄色粘着ロール（ハウスの周辺に）

・黄色粘着板（ハウスのサイド側を重点に）

 

・防虫ネット（0.4mm目以下でないと侵入します）

・近紫外線カットフィルム（アザミウマや灰色かび病も防げます）

・光反射シート

・ハウス周辺の除草

2　タバココナジラミを増やさない方法

ハウスに侵入してしまった後はタバココナジラミを「増やさない」ことが重要です。いったん大発生してしまうと密度を下げることが困難です。発生初期を素早くとらえて低密度にコントロールしていきましょう

・黄色粘着板をハウス内のコナジラミが発生しやすい箇所やハウ スの四隅に設置して、コナジラミの発生をモニタリング（確認）します。 

・黄色粘着板におよそ10頭以上の付着が確認されたら農薬を散布します。

　※同一系統の薬剤の連用は薬剤感受性が低下しますので、ローテーション防除を実施します。

　※葉裏までていねいに散布して下さい。

・天敵や微生物農薬なども有効に利用して下さい。

・農薬散布または天敵放飼後は、再び黄色粘着板をつり下げて、防除効果を確認します。

 

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