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京都府の地形は、南北に150kmと長いため、水資源に関する状況も地域ごとに特徴があります。
大きな川がないため、水道水源として山間部から日本海に注ぐ中小規模の川の水や地下水が利用されています。
由良川水系の河川水が農業・工業用水だけでなく水道水源として幅広く利用されています。また、山間部の地域では由良川と淀川の分水嶺にあたるため、多くの水を利用することはできませんが、各々の川に合流する小さな川の水や地下水が貴重な水源として利用されています。
府内の約55%の人々が生活する京都市においては、明治時代に建設された琵琶湖疏水により運ばれてくる琵琶湖の水が、今でも人々の暮らしを支えています。
明治維新後の沈滞期に琵琶湖疏水により運ばれた水が、様々な部分で利用され、産業の振興やまちづくりに役立ち、京都の町が活性化したことはよく知られています。
桂川、宇治川、木津川などの淀川に連なる大きな河川があるため、その水が水道用水、農業・工業用水など多目的に利用されているほか地下水も利用されています。
由良川(右上)と琵琶湖疏水(左下)
京都府の主な河川
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