ここから本文です。
8月から取り組んできた修了製作が最後の仕上げ段階に入っています。
製作が難航していたBチームは、内定先企業の工場長にアドバイスをいただき、ようやく問題点を解決することができました。
これまでいろいろと試行錯誤を重ねながらも上手くいかず、悩んでいたマシニングセンタの工具経路について、アドバイスいただいた改善策を試したところたちまち大成功!
先輩エンジニアの技術力の高さを実感し、自分たちも先輩のように早く一人前になりたいと言っていました。
入社後、彼らも多くの経験をして後輩エンジニアから頼られる存在になって欲しいです。
最終発表は3月10日。当日は、取り組んだ成果を企業の方にも見ていただく予定です。残りの訓練日数もあとわずかですが、最後まで全力で取り組みましょう!
工場長にアドバイスを いただいている様子 |
奥が改善前、手前が改善後の作品。 精度が上がり境目の線が見えなくなっています。 |
1月になり卒業が近づいてきた2年生は、修了課題の製作と技能照査の課題に追われています。技能照査とは、職業能力開発促進法第21条に基づく修了時試験のことで、合格すると技能士補と呼ばれる称号が得られます。
現在は、3月に実施される成果発表会に向け、全員が製作物の完成を目指して作業をしています。
技能照査の勉強も同時にしていかなければならないため、2つの目標達成のために毎日努力を続けています!
「3次元CADは授業では基礎しか触れないため、応用分野の勉強をしてこの世にない物を作れるよう努力しています!」
「修了課題を通じてCADの基礎的な能力を身に付けて見易い図面を描けるようになりたいのと、図面を読み解く能力を身に付けたいと考えています。」
3Dプリンターとレーザー カットで作成した、マーブル マシンの部品です。 |
難易度の高いベアリング 圧入にも挑戦しました! |
3Dモデルのアセンブリ (組立)図です。 |
12月18日に開催されたオープンキャンパス(体験実習)では、機械加工システム科2年生のCチームで取り組んでいるオリジナルの指輪製作を体験していただきました。
自分たちで考えた課題を体験実習のメニューとして実施するには、誰にでもわかるようにマニュアルを作成しなくてはなりません。
普段何気なく行っている作業を言語化し、分かりやすく編集するのに苦労していましたが、1年生を相手に体験実習のリハーサルを行い、チーム一丸となって事前の準備をしてくれました。
おかげで本番の体験でも、参加された皆さんから好評をいただくことができました!
【京都高等技術専門校】金属加工によるオリジナルリング製作 - YouTube
機械で加工した後の指輪は角が尖っているため、 紙やすりで指輪の表面を仕上げていきます。 |
|
参加者の方にはご自身に合うサイズ の指輪を選び、実際に紙やすりで 指輪を磨く体験をしていただけます! |
完成した指輪です。 真鍮製なので金色に輝いています。 |
体験で作成した指輪は持ち帰っていただけるため、世界に一つだけの指輪が手に入ります。
ぜひ体験実習にお越しください!
11月末に修了課題の中間発表を行い、3チームに分かれてそれぞれのチームの進捗状況を発表しました。
今回初めて、企業の方に見ていただくという取組みを行いました。
各訓練生の内定を頂いた企業様にオンライン配信にて発表をご覧いただき、感想やコメントを直接頂くことができました。いただいたアドバイスを活かし、2月の最終発表に向けて各チーム頑張っていきます。
それぞれチームごとにテーマを決めて修了製作に取り組んでいます。
Aチーム | 3Dプリンターを活用した設計能力向上 |
Bチーム | 加工機によるはめあい精度比較と3次元測定器の活用 |
Cチーム | マシニングセンタを用いた体験実習メニューの開発 |
各チームがいままでの成果をパワーポイントにまとめて発表を行いました。 |
3名のチームメンバーが交代で発表者になり、プレゼンテーションを行います。 |
内定先企業の方にも発表をオンライン配信 |
「中間発表に向けての事前発表をした際には、先生方から厳しい意見をいただき、本番では企業の方も来られて一層緊張しました。企業の方からは発表全体の評価も良く、その後のアドバイスの中で、今ある材料でコストを抑えて課題を作ることは素晴らしいと言っていただいたので、働き出してもコストを抑えより良い製品を作っていきたいです」
「企業には問題解決能力が必要ということをおっしゃられていました。それを聞き、今後の学校生活では色々なことに挑戦し、沢山の壁を乗り越える力を身に着けていきたいと思いました」
10月に訓練生全員の内定が決まりました!
ですが内定したからといって浮かれることなく、4月からの就業に向けて即戦力となるための準備をしていきます。
まずは11月に予定されている修了課題の中間発表に向けて、資料や製作物の準備を進めているのですが、今回の中間発表では内定を頂いた企業様にオンライン配信にてご覧いただきます。自身の内定先企業の方々に見ていただくため、発表も気が引き締まります。
修了製作は三人一組で行うため、チームメンバーとのコミュニケーションと打ち合わせが大切です。全員がそれぞれ作業を分担し、目標の達成に向けて設計や加工を行っていきます。
授業内で使い方を学んだCADで設計した部品を3Dプリンターで試作したり、今年導入した最新の工作機械であるマシニングセンタを使って金属を加工したりと、2年間の訓練の集大成として取り組んでいます。
「機械加工でも色々な職種がある中、9人それぞれの道が決まったことにより意識が変わり、残された時間を大事にしようと思いました。内定を頂いた企業さんのもとで、入社してから期待に応えられるよう頑張ります」
「校内での発表は度々行っていますが、内定先の方々に見ていただくのは初めての試みなので緊張しています。私たちが今やっていること、全てをお伝えできるよう努力いたします」
【Aチーム】 「マーブルマシン(ビー玉転がし)の試作品」 部品は3Dプリンターとレーザー加工機で作っています。 |
【Bチーム】 「高精度麻雀杯」 アルミニウムA5052材をDMGMORI CMX600V 3軸マシニングセンタで加工しています。 |
【Cチーム】 マシニングセンタを用いて、真鍮製の指輪を加工しています。 |
修了課題の企画発表を開催しました。
プロダクトマネージメント科と機械加工システム科1年生に向けてプレゼンテーションを行ったのですが、オンラインで就職内定企業の方にも見ていただきました。
修了課題はチームで取り組むため、コミュニケーションが重要です。
さらに企画発表会で指導員からのOKがでないと製作に入れないので、何度もミーティングを重ねていました。
発表後、内定先企業の方や訓練生から意見をもらい、企画の修正案や課題を考えました。
これから改善点を反映して活動に取り組んでいきます。
訓練と並行して就職活動も進めており、夏休みまでに6人の内定が決まりました。
2年生は内定先企業や、希望する企業へのインターンシップを通じて就職に向けて心の準備をするだけでなく、修了までに自分がやるべき課題を考えます。
修了までに課題をこなせるように取り組むなど、就職に向けての準備を始めていきます。
インターンシップでは職場の雰囲気や設備などを事前に知ることができるほか、職場の方とお話ができるので就職にあたっての質問や考えなどを、数日間一緒に働きながら共有することができます。
いよいよ迫ってきた就職への準備を進めていきます。
技能検定2級の試験が実施されました。
2年生はすでに1年生の時に3級の技能検定を取得しています。
今回はさらに難易度の高い2級への挑戦です。3級に比べて合格率が低い2級では、精度だけでなく時間との戦いになります。
納得いくまで練習に励み、全員が合格を目指して検定に挑みました。
「3級と比べて寸法精度が厳しくなっており、合格できるくらいの精度を出すのに苦労しました。練習の成果で時間に余裕ができたため、切り込み過ぎないように気を付けました。」(旋盤2級)
「3級の倍近く覚えることが増えて、3時間の中で時間内に作りこむ事が難しかった。時間短縮のために、切り込む回数、測定回数を極力減らす努力をした。」(フライス盤2級)
2年生になると機械だけではなく、電気の基礎やシーケンス制御なども学びます。自分たちが使う工作機械は電気がなければ動きません。電気や制御を学ぶことで、より大切に機械を扱うことができる技術者を目指します。
3月に納入されたばかりのマシニングセンタを使った実習がスタートしました。2年生になると手作業で加工する汎用機以外にも、自動機の操作や制御を学びます。
自分で書いたプログラムを入力することで、汎用機では不可能な複雑な形状を加工することができます。図面から思い通りの製品を作れるようになるため、プログラムの習得にも力を入れていきます。
機械加工システム科では、3S活動(整理・整頓・清掃)に力を入れており、毎日の掃除だけでなく実習場や教室の壁などを塗装したり、可能な限り自分達でやるようにしています。今回は3月に塗りなおした安全通路に新しいラインテープを貼って、通行可能な場所を一目で分かるように仕上げました。キレイな状態を保つために自主的に拭き掃除もしています!
お問い合わせ