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母乳を控えなければならない場合がいくつかあります。
(1)乳首や乳腺(にゅうせん)のトラブル
乳首が切れたり水疱(すいほう)ができ、傷がジクジクしたり痛むような場合は授乳を控えて病院を受診してください。乳腺炎の場合、必ずしも授乳を中止しなければいけないとは限りませんが、かかりつけの医師や助産師に相談してください。
(2)お母さんが病気や検査で薬を使用する場合
治療や検査、診断に使用する薬の中には、母乳から赤ちゃんに移行し、影響を及ぼすものがありますので、かかりつけの医師に授乳中であると告げることが必要です。
(3)お母さんがHIV、HTLV-1感染のとき
AIDSの原因ウイルスであるHIVや、成人T細胞白血病を起こすHTLV-1にお母さんが感染している場合、母乳を通じてこれらのウイルスが赤ちゃんに感染することがあります。HIVの場合は5人に1人の割合で起こるといわれています。主治医とよく相談してください。
(4)授乳中に次の子を妊娠した場合
妊娠したからといってすぐ断乳する必要はありません。突然の断乳は、お母さんにとっても赤ちゃんにとってもとてもつらいことです。妊娠したことで母乳の味が変化し、自然と卒乳する場合もあります。ただ、授乳することでおなかに強い「はり」がある場合、出血している場合、未熟児を出産したことがある場合、お母さんの体重が減少してきている場合などは、授乳を中止したほうがいいでしょう。
いずれの場合も、かかりつけの医師や産科医、助産師さんとよく相談してください。
お問い合わせ
健康福祉部こども・子育て総合支援室(母子保健係)
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4727
ファックス:075-414-4792