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母乳育児をしているお母さんにとって、母乳が足りているかどうかは気になるところです。次のことが当てはまるようなら、母乳は足りていると思われます。
体重増加がどれだけあれば母乳不足はないといえるか、実は一定の見解はありません。赤ちゃんの全身状態や、ほ乳力、お母さんの母乳分泌感、乳首の状態などを参考にするとともに、お母さんの考え方を十分に尊重することが重要です。授乳の回数が多いとか、一回の授乳に30分以上かかるのは母乳不足のサインであるといわれてきましたが、頻回の授乳によって母乳分泌が十分に保たれ、赤ちゃんの満足感も得られることがわかってきました。
また、母乳がしっかり出ていても乳首を離さずくわえている赤ちゃんもいるように、一つのサインだけでは、判断できないところが実際です。
赤ちゃんには個性があり、飲み方や飲む回数、体重の増え方、寝る時間などはさまざまです。体重は赤ちゃんの発育をみる上で、最も良い目安になりますが、毎日決まった量増えるというものではなく、ときには減ることもあります。毎日の増減にこだわらず、3か月ごろまでは1週間ごと、それ以降は1か月ごとくらいで変化をみてください。
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