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「…を食べた後に決まって過敏反応が起こる」というときに、その食品に対して食物アレルギーがあるといいます。赤ちゃんは大人に比べ消化吸収能力が未熟なので、食物が十分消化されないまま腸管から吸収され、食物アレルギーを起こしやすいという特徴があります。
原因となる食物はさまざまですが、赤ちゃんで最も多いのは、卵です。症状は、かゆみ、じんましんなどの皮膚症状、吐き気、下痢などの消化器症状、ゼーゼー、呼吸困難などの呼吸器症状などですが、症状の強さは人によって異なります。
症状が強い場合は、原因となる食物を少しでも含むものはすべて除去しなければならない場合もありますが、自己判断で食物除去を行うと、栄養が偏ったり不足したりして、脳や神経の発達やからだの成長を妨げることがあります。
食物除去を行う場合は必ず医師に診せ、判断してもらうようにしましょう。診断の際に、血液検査、皮膚検査、除去テスト(やめてみて症状が良くなるかどうかをみる)、負荷テスト(食べてみて症状が出るかどうかをみる)などが必要な場合もあります。
食物アレルギーは、成長とともに治ってくることが多いので、食物除去を解除していくタイミングや方法についても、かかりつけの医師に相談しながら行うようにしましょう。
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健康福祉部こども・子育て総合支援室(母子保健係)
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