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お住まいの市町村へ妊娠届を記入して提出すると「母子健康手帳」が交付されます。同時に、「子育て家庭のための健康ガイド(電子版)」及び妊婦健診が受けられる受診券が交付されます。
妊婦の医療機関での健康診査については、市町村がその費用を負担する制度があります。妊婦の経過を観察し、異常を早期に発見するために妊婦健康診査を受けましょう。週数に応じた健康診査の回数は母子健康手帳を参照してください。
B型肝炎HBs抗原検査(1回)やヒトT細胞白血病ウイルス-1型(HTLV-1)などの感染症の検査も同時に受けられます。HBs抗原検査の結果が陽性の方は、母子感染を防止するため、医療機関で赤ちゃんへのワクチンの投与等を受けましょう。HTLV-1の検査結果が陽性の方は、母子感染を防止するために医療機関などで保健指導を受けましょう。
また、妊娠中はつわりや女性ホルモン増加の影響で、歯や歯ぐきのトラブルが起こりやすくなっています。市町村によっては妊娠中の歯科健診の助成や歯や口の健康教室などを実施していますので、それらの機会を活用し、安定期の妊娠5~7か月(妊娠16~27週)に歯の治療や健診を受けるようにしましょう。
詳しくは、お住まいの市町村にお問い合わせください。
妊娠、出産、育児、家族計画等に関する相談を市町村や府保健所で行っています。
また、市町村によっては、母(両)親教室を開催しています。
妊娠中の女性がり患すると赤ちゃんに感染したり、生まれつきの障害が出たりするエイズや肝炎、風しん等の感染症があります。府保健所では、感染が心配な機会があっった方を対象に匿名で無料相談・検査を実施しています。
特に、風しんは、妊娠初期であるほど赤ちゃんに影響を与える危険性が高くなります。府保健所及び府内の医療機関において、妊娠を希望する女性及び抗体価が低い妊婦の同居者に対して無料で風しん抗体検査を実施しています。
また、市町村によっては、風しん抗体価の低い妊娠を希望する女性等を対象に風しんの予防接種を助成している場合もあります。
妊娠中に「身体がむくんでいる。」「尿に蛋白が出る。」「血圧が高い。」などの症状があるときは、妊娠高血圧症候群の疑いがあります。
妊娠高血圧症候群は、重症になると母体や胎児が危険な状態になることもありますので、注意が必要です。
市町村では、妊婦に対して、保健師・助産師が家庭訪問を行い日常生活上の注意や栄養、運動、休養などについての妊娠中の過ごし方のアドバイス(保健指導)を行っていますので、気になる症状がある場合には、お住まいの市町村に御相談ください。
妊娠高血圧症候群などにり患している妊産婦が早期に適正な療養が受けられるように入院医療費の一部を公費負担する制度があります。所得制限、申請できる期限などが決められていますので、該当される場合は速やかに最寄りの府保健所に御相談ください。
お問い合わせ
健康福祉部こども・子育て総合支援室(母子保健係)
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4727
ファックス:075-414-4792