ここから本文です。
宮津市街から東へ車で10分、由良川の河口左岸からの海岸沿いが、宮津市由良地区です。ここで平成13年から活動されている「浜の子ナーサリー」があります。地域の子どもを中心に毎週木曜日、10:00~11:30 大人10人、子ども13人がのびのびと活動されています。
冬季や雨天時は宮津市由良の里センターで、晴天時には港の児童公園に集まり、歌や手遊びのあと、遊具で一緒に遊んだり、0歳から4歳までの子どもたちがわいわいと元気よくすごしています。この日は雨が降り、由良の里センターに順次参加者が集まり、おもちゃで自由に遊び始めます。リーダーの声かけで輪になり、歌で自己紹介などをした後は宮津市の子育て支援センターからいただいた「手作りこいのぼり」の工作。それぞれ好きな色を塗ったり、お気に入りのシールを貼ったりして、こいのぼりの首飾りを作りました。工作の後は、おやつタイム。子どもたちが楽しく過ごす中で、親同士もおしゃべりで情報交換や気分転換がはかれます。
代表の升田さんは上のお子さんからの参加で5年目。代表を引き受けて2年目ですが、もともとリーダーがとりまとめるような活動ではないので、気負わず、みんなでのびのびとを心がけておられます。これまでも、列車に乗っての遠足や、他のサークルさんと合同でヨガ教室などもイベントも実施してきました。毎週木曜日に開催しているので、準備などが誰か一人の負担にならないように、内容なども負担にならない範囲でみんなで話し合って決めておられます。
参加のきっかけは、地域の民生委員さんからの声かけが多く、地域で赤ちゃんが生まれたと聞くと、近所の人や、メンバーの方から声をかけて誘ったりしているそうです。由良地区は、4歳児から通う幼稚園のみで、それまでの期間は、在宅での子育てです。浜の子ナーサリーは、子どもにとっても就園前から友達ができること、母親にとっても子育て仲間ができる場でもあるようです。また、過疎化で子どものいる家庭が少なくなっている中で、同じ子育て中の仲間で話をするだけでも楽しい、他所から嫁いできた人にとっては、なおさら楽しみな居場所だといえます。
現在、社会福祉協議会から子育てサロンの活動費の補助があるほか、由良の里センター(公民館)も無料で利用でき、地域の中の子育てサークルとして、公的な支援があります。これからも気軽に来れて、みんなでわいわい、がやがやと活動していきたいと自然体で対応していただきました。
取材・文責 谷口英子
お問い合わせ
健康福祉部こども・子育て総合支援室(保育・子育て支援係)
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4581
ファックス:075-414-4792