ここから本文です。
京都府は17日、災害時に高齢者ら要配慮者の災害関連死や生活不活発病を防ぐため、災害時のリハビリテーション支援活動に関する協定を京都府災害リハビリテーション支援協会(京都JRAT)と締結した。京都JRATは京都府理学療法士会、同府作業療法士会、同府言語聴覚士会などで構成されている。
協定に基づき、京都JRATは京都府の要請で専門職のチームを被災地に派遣し、支援活動を実施。具体的には、避難所での運動支援や福祉用具の提供、段差解消などに取り組む。京都府が被災した場合は、他の都道府県の支援チームの受け入れを調整する。
京都府庁で行われた協定締結式で西脇隆俊知事は「要配慮者の支援体制が整備され、府の災害対応力が強化される」と強調。京都JRATの三上靖夫代表(京都府立医科大大学院教授)は「専門職の力を結集し、災害関連死や生活不活発病を防ぎたい」と話した。(了)
お問い合わせ