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審査委員長 能勢 安治(京都写真家協会会長)
都市緑化月間行事の一環として、本年も「京都まちとみどり写真コンク-ル」が開催されました。
「緑と公園」、「身近な花や緑」、「まちの水と緑」、「暮らしの中の花」、「みちの緑」、「すまいと緑」等、「まちと緑」を主題に、募集してまいりました。今年は京都らしい景観を守っていこうということで、副題を「伝えたい暮らしと緑の景観」として募集しました。
また、特別賞として、亀岡市内の写真を対象とした「亀岡市長賞」が設けられました。
多様な視点で「まちと緑」を巧みに表現した、たくさんの応募がありました。
今回応募点数は415点、166名の応募者がありました。
今回の入賞作品について講評を申し上げます。
動きのある作品、表現豊かで、また緑豊かな環境と人々との関わりが上手く表現された、何れも高いレベルの優れた作品ばかりでした。
大きな木、子ども達の無邪気さ、森の中、昔の記憶がよみがえります。その様子がよく表現できています。
木の上の子ども達のドキドキワクワクが伝わり、両親が次の用意をと、その様子がよく表現でき、森と人物の一体感が表現された、すばらしく良くできた作品です。
夜の祇園の夜桜です。三脚で構えてしっかり表現できています。ライトアップは、見た目はきれいで写真の対象によくなります。光源の種類、シャッター速度を考えて、難しいものです。この作品は、たくさんの条件をクリアして、構図も良く、また、ストロボも使わずに撮影された、良くできたすばらしい傑作です。
ひまわり畑、夏の様子が良く表現された作品です。よく、ひまわり畑は全面にひまわりと、表現されますが、この作品は空と畑が二分されて、雲の表現そして、画面に余裕を感じさせ、とても良い作品です。
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