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審査委員長 能勢 安治(京都写真家協会会長)
都市緑化月間行事の一環として、本年も「京都まちとみどり写真コンク-ル」が開催されました。
「まちの水と緑」、「まちの緑と公園」、「身近な花や緑」等、「まちと緑」を主題に、今回は地球温暖化対策に関連して「ひとと緑」を副題として作品を募集しました。
また、特別賞(城陽市長賞)として、城陽市内の写真を対象とした作品を募集しました。
多様な視点でテーマをとらえ、環境問題を考慮した作品や、「まちと緑」を巧みにとらまえた作品等、たくさんの応募がありました。
応募総数353点、28歳から92歳までの幅広い年齢層の139名の方々から、応募がありました。
今回の入賞作品について講評いたします。
構図のしっかりした、動きのある作品で、また、緑豊かな環境と人々の関わりが見事に表現されているなど、何れもハイレベルで、優れた作品ばかりでした。
子ども達の無邪気さ、その時の様子がよく表現出来ています。
普通は人物を中心に撮りがちですが、シャッターチャンスを活かして、背景の木々、スプリンクラーから勢いよく飛び出る水、お花畑と、全体を捉えており、構図的にも素晴らしく、良くできた傑作です。作品として秀作と評価できる作品です。
手前の花を大きく、たくさん取り込んで、花の存在がしっかり表現出来ています。遠近感が感じられる、広がりのあるとても良い写真です。そして、何と言っても女の子の可愛い表情が、微笑ましく、テーマに沿った、特に良い作品です。
街の中の由緒ある巨木。お爺さんもそのまたお爺さんも、そして私達や子ども達も見てきました。
大部分を巨木で構成する構図もよく、樹の勢いと大きさ、年輪を感じさせる、とても良く表現された作品です。
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