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京都府では、平成29年度に、京都府防災会議専門部会「集中豪雨対策ソフト部会」において、自主防災組織等に、水害等から自主的に早めの避難行動をとってもらうタイムライン作成に係る検討を行い、「水害等避難行動タイムライン作成指針」を作成しました。
災害発生のおそれが高まったとき、住民の方が自らの判断により、お互いに声を掛け合い助け合いながら的確に避難するためには、あらかじめ自主防災組織等でタイムラインを作成しておくことが効果的です。
「水害等避難行動タイムライン作成指針」を参考として、地域の皆さんの参加のもとで、タイムラインを作成していただければと思います。また、作成後には地域でタイムラインを共有して、皆さんで行動することが重要です。
(注意)作成にあたっては、府や市町村の防災担当課(指針P51、52に掲載)と相談して下さい。
「水害等避難行動タイムライン作成指針」については、下記を参照して下さい。
平成30年5月公表(令和3年7月改定)
タイムラインの作成にあたって、以下のポイントを踏まえて、検討しましょう。
気象・水象情報に基づき実施される、市町村の行動や情報発信を記入します。
情報収集の対象とする雨量・水位観測所名や河川名を記入します。
地域において災害が発生する危険性が高い雨量や水位(の数値)、行政から発表される情報等、自主的な避難行動を起こすスイッチを決めます。過去の災害で被害を受けた箇所や、大雨の際に被害を受けやすい箇所についても考えてみましょう。
避難の目安となる雨量観測値や異常現象などについては、一律で決められるものではありませんので、過去の災害等を参考として、各地域において設定することが必要です。
指定避難所への移動が難しい場合のために、集落内や隣近所で、セカンドベスト(次善)となる避難場所(民間施設や住宅を含む)を見つけておきましょう。
あらかじめ、避難時の協力関係や役割分担を決めておきましょう。
タイムラインの作成に向けたワークショップの進め方をまとめた動画を作成しました。本事例集と本動画を活用して、自主防災組織等でタイムライン作成に取り組みましょう。作成については、府・市町村にお問い合わせ願います。
<動画>
<検討シート等>
<タイムライン作成のひな型>
「水害等避難行動タイムライン作成指針」の中で、タイムラインを作成する際のひな型(Excelファイル)を準備しています。このひな型を活用し、作成を検討して下さい。(ひな型の選択の仕方は指針P3、4を参照)
近年頻発する豪雨、台風などの風水害に備え、京都府では安全な場所に速やかに避難できるよう府内の危険地域を有する自主防災組織等に対し、水害等避難行動タイムライン(災害・避難カード)(エクセル:14KB)の作成を促進しています。
この度、水害等避難行動タイムライン(災害・避難カード)作成に係る講師(以下、作成支援人材)を地域に派遣し、地域でのタイムライン作成のお手伝いをさせていただきます。
いざ災害が発生した時に躊躇しないよう、避難のタイミング・避難場所等について整理し、皆様の安心・安全のためぜひ本制度をご活用ください。
また、水害等避難行動タイムライン作成支援人材を現在募集しております。府内に居住・在勤・在学されている方や防災分野に興味のある方は、ぜひ下記連絡先までお問い合わせください。
平成30年7月豪雨の被災地域など、今後も水害の発生等の危険のある地域から3地区(自治会)をモデル地区に選定し、専門家の指導・助言のもとで事業を実施しました。
<事例集>
注※容量が大きいので2つに分けております。
平成29年度、京都府防災会議専門部会「集中豪雨対策ソフト部会」において、「水害等避難行動タイムライン作成指針」の検討を行いました。検討経過については、以下を参照して下さい。
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