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平成25年8月18日、京の食文化ミュージアム・あじわい館において、「京の伝統食材で作る!アレルギー対応料理教室」を開催しました。
アレルギーの食事療法について学ぶ講演と京の伝統食材を使った調理実習の2部構成で実施し、親子で参加いただくなど幅広い参加者にお集まりいただきました。
平成25年8月18日(日曜日)
講演:午後1時~2時 調理実習 :午後2時15分~4時15分
京の食文化ミュージアム・あじわい館
京都市下京区中堂寺南町130番地 京都青果センター3階
講演:50名 調理実習:32名
同志社女子大学 教授 伊藤 節子氏
食物アレルギーの基礎知識、日常の食生活において注意すべきこと、調理による低アレルゲン化、和食の実用性などについて、身近な視点で御講演いただきました。
【主な項目】
◆ 食物アレルギーとは
◆ 食物アレルギーとIgE抗体
◆ 食物アレルギーの症状
◆ アレルギー物質の食品表示
◆ 食事療法(卵 ・ 牛乳 ・ 小麦)
◆ 和食の実用性
【参考】
講演資料 :ぜん息予防のためのよくわかる食物アレルギーの基礎知識2012年改訂版(外部リンク)
【感想~アンケートより~】
伊藤先生の講演をもっと色々な形でお聞きしたいと思った。
同じ卵でも料理の仕方によってはアレルゲンの残量が変化する理由が分かり、今後の解除に向けての献立づくりの参考になった。
冊子の内容がとてもわかりやすく、活用できそう。
とてもわかりやすく、疑問に思っていたことが解決した。
子どもと一緒に参加し、改めて親子でアレルギーの話ができて良かった。
具体的な例や、食事を諦めずに楽しむ視点のお話が聞けて、大変参考になった。
今はアレルゲン食品は完全除去だが、いつか口にすることができるようになったら、様々な調理法で食べさせてあげたい。
京都府健康福祉部健康対策課 管理栄養士 平井 里奈江
京都府食生活改善推進員
特定原材料7品目(えび、かに、卵、乳、小麦、そば、落花生)を使用しない献立をテーマに、京都の伝統食材である鹿ヶ谷かぼちゃ、抹茶、豆腐を用いて2品を作りました。
また、当日の献立を含む計10品のミニレシピ集も配付しました。 → ミニレシピ集はこちら(PDF:349KB)
鹿ヶ谷かぼちゃの煮物
短時間の調理でしたが、お出汁をひく行程からスタートし、旬の食材の味を活かして、お出汁をきかせた調理法を体験していただきました。
また、ひょうたん型の鹿ヶ谷かぼちゃは、上と下の部分で少し味が違うことも実感していただきました。
抹茶の豆腐白玉
お豆腐を使ったので、ふんわり柔らかい白玉に仕上がりました。抹茶ときなこは相性抜群です。
鹿ヶ谷かぼちゃ三兄弟!!! 半分に切ると...。
熟すと白い粉がふき、赤茶色に変わります。 種のある下の部分の方が少し甘みが強く感じました。
鹿ヶ谷かぼちゃの由来、調理の行程を説明しています。 自己紹介をして、調理スタートです。
出来上がりです! 美味しい!と好評をいただきました。
【感想~アンケートより~】
豆腐入りの白玉団子は初体験だったが、大変おいしかった。
京野菜として有名な鹿ヶ谷かぼちゃを調理して食したのは初めてのことだったので、良い経験になった。
新しい食材との出会いもあり、参考になった。
料理の楽しさが体験できて良かった。
鹿ヶ谷かぼちゃを実際に見るのも食べるのも初めてで、かぼちゃの上下で味や色がかわり、驚いた。
家庭でも気軽に作れるレシピばかりだったので、是非また試してみようと思った。
少しずつ京野菜にチャレンジしてみたいと思った。
アレルゲンを使わない実習がなかなか見つからないので、子どもと参加できて良かった。
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