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本府において流行している新型コロナウイルスの変異株については、デルタ株へほぼ置き換わったと考えられることから、その単一変異を捉えるために実施していた「L452R変異株検査」に関する公表は、令和3年10月28日をもって終了とさせていただきます。
今後は国の方針に基づき、新たな変異株の発生動向を監視するため、引き続き、地方衛生研究所及び民間検査機関等において新型コロナウイルスのゲノム解析を行い、以下のとおり、その状況について更新します。
【令和3年11月4日】
変異株解析結果判明数(累計)(令和3年12月9日時点)
デルタ株 | 2,963 | うち、42件が新たに判明 |
ベータ株 | 0 | |
ガンマ株 | 0 | |
合計 | 2,963 | うち、42件が新たに判明 |
地方衛生研究所、大学等で解析
なお、デルタ株以外に懸念される変異株は確認されておりません。
6,239名(令和3年10月28日時点)
京都府では、これまで、英国で最初に検出された変異株を代表とする「N501Y」のスクリーニング検査を実施し、その結果を公表してきたところですが、その結果から、当該変異株に置き換わっていると考えられたことから、今後は、「L452R」のスクリーニング検査を実施し、その後のゲノム解析で、懸念される変異株として位置づけられた「デルタ株(インドで最初に検出された変異株の一つ)」と判明した結果を公表します。
【参考】これまでに公表したN501Yスクリーニング検査結果等
検査対象期間 | 新規陽性者数(A) | 変異株検査数(B) | 変異株陽性者数(C) |
変異株検査率(B/A) |
変異株陽性率(C/B) |
---|---|---|---|---|---|
6月7日から6月13日まで | 246 | 95 | 0 | 38.6% | 0% |
6月14日から6月20日まで | 115 | 47 | 0 | 40.9% | 0% |
6月21日から6月27日まで | 88 | 53 | 1 | 60.2% | 1.9% |
6月28日から7月4日まで | 111 | 50 | 17 | 45.0% | 34.0% |
7月5日から7月11日まで | 153 | 86 | 10 | 56.2% | 11.6% |
7月12日から7月18日まで | 257 | 146 | 28 | 56.8% | 19.2% |
7月19日から7月25日まで | 385 | 173 | 45 | 44.9% | 26.0% |
7月26日から8月1日まで | 1,042 | 399 | 290 | 38.3% | 72.7% |
8月2日から8月8日まで | 1,750 | 710 | 511 | 40.5% | 72.0% |
8月9日から8月15日まで | 2,332 | 1,031 | 702 | 44.2% | 68.1% |
8月16日から8月22日まで | 3,198 | 1,180 | 1,026 | 36.9% | 86.9% |
8月23日から8月29日まで | 3,610 | 1,182 | 1,075 | 32.7% | 90.9% |
8月30日から9月5日まで | 2,895 | 1,082 | 983 | 37.3% | 90.9% |
9月6日から9月12日まで | 1,778 | 839 | 768 | 47.2% | 91.5% |
9月13日から9月19日まで | 846 | 513 | 391 | 60.6% | 76.2% |
9月20日から9月26日まで | 388 | 178 | 161 | 45.9% | 90.4% |
9月27日から10月3日まで | 268 | 149 | 116 | 55.6% | 77.9% |
10月4日から10月10日まで | 156 | 83 | 65 | 53.2% | 78.3% |
10月11日から10月17日まで | 78 | 38 | 34 | 48.7% | 89.5% |
10月18日から10月24日まで | 51 | 16 | 15 | 31.4% | 93.8% |
合計 | 19,747 | 8,050 | 6,238 | 40.8% | 77.5% |
地方衛生研究所の他、民間検査機関で変異株の検査を実施しています。
【参考】新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け:2-2.変異株について)(厚生労働省HP)
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