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令和元年度「青少年いいねット京(みやこ)フォーラム」
(平成31年度 文部科学省委託事業 有害環境から子供を守るための推進体制の構築(ネット対策地域スタートアップ事業)
令和元年9月29日(日曜日) 於 ホテルルビノ京都堀川「みやこ」
主催:オール京都で子どもを守るインターネット利用対策協議会
共催:総務省近畿総合通信局、スマホ連絡会(近畿)
コーディネーター:兵庫県立大学環境人間学部准教授 竹内和雄 氏 (ファシリテーター:一般社団法人ソーシャルメディア研究会)
参加児童・生徒:33名
【小学校(1校)】
【中学校(2校)】
【高等学校(9校)】
講師:トーンモバイル株式会社取締役 工藤陽介 氏
演題:「みんなんで話し合おう!スマホの安心安全対策について」
工藤氏については、情報モラルに関する啓発活動に従事され、総務省、文部科学省が推進
するe-ネットキャラバンの講座テキストを手がけられた他、全国各地の行政機関、学校で講演
活動を行っておられます。
Q&Aやマンガを使用されるなど、ユーモアたっぷりの講演で、SNSのトラブル等について子ど
もから大人まで「テンポよくわかりやすい。」「子どもの意見を聴きながら進める感じがよかった
。」などの声をいただきました。
京都府内の小・中・高校9校から協力をいただき、ネット利用に関するアンケートを実施し、2,782名(男子1,626名、女子1,156名)を対象に調査・分析
したアンケート結果を発表しました。
携帯電話の所持率、ネットの接続時間、課金の経験やネットで知り合った人と会った経験などを、ネット接続時間が3時間未満(全体の約7割)の人と3時間以
上の人(全体の約3割)に分けて調査したところ、ネットの接続が4時間以上の人が課金の経験やネットで知らない人とやりとりをした経験があるといった結果
を発表しました。
事前学習会(7月6日)で実施したワークショップで、6グループに分かれてネットの「良いところ、悪いところ」について検討しました。
ワークショップで検討した結果、ネットには、「情報を早く知ることができる」「いろんな人と関わることができる」良いところもある反面、「嘘の情報もある」「勉強に
集中できない」と悪いところもあることなどを発表しました。
ネットリテラシー啓発・向上のための動画を3グループに分かれ、それぞれ「危険」「人間関係」「依存」をテーマに作成して発表しました。
来場者の投票結果により、最優秀賞1グループ、優秀賞2グループを決定し、松村淳子健康福祉部長から表彰状を贈呈しました。
最優秀賞 A班「危険班」 |
優秀賞 B班「ベジタブルズ」
|
優秀賞 C班「チョコミニクロワッサン」 |
コーディネーター進行の下、参加児童・生徒5名と保護者、警察と、親も知らないネット使用の現状やネットに係る被害の現状などについて討論しました。
参加・観覧者から、「小中高校生の若い世代と専門的な知識を持った警察の方や大人とで話し合うことで様々な視点からの議論ができてよかった。」、「親と子の対話形式で子の率直な意見を聞けたのは有意義であった。」などの声がありました。
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