男山おとこやま京都府歴史的自然環境保全地域（昭和58年3月15日指定）

場所	八幡市八幡高坊　地内（石清水八幡宮周辺地域）
指定面積	18.25 ヘクタール
指定理由	本地域は、八幡市の西北部にある男山（標高142.5メートル）の東側に位置し、古くからほとんど人手を加えられずに今日に至っている。特に天然林である照葉樹林と古い歴史をもつ竹林とが石清水八幡宮の本殿、楼門等の建造物と一体となって歴史的風土を保持し、周辺地域の都市化が進む中で、貴重な存在となっていることから指定している。
主な規制内容	特別地区：4.75 ヘクタール（位置）保全地域の区域のうち、石清水八幡宮本殿を取り巻く区域及びその東北部野生動植物保護地区：4.74 ヘクタール（位置）特別地区と同一の区域（採取禁止植物）イズセンリョウ、イノデ、イワガネソウ、オオカナワラビ、キチジョウソウ、ジュズネノキ、ナガバジャノヒゲ、ノキシノブ、フモトシダ、ベニシダ、ヤブラン、ヤマアイ、ヤマトキホコリ、リョウメンシダ（計14種）普通地区：13.50ヘクタール
植生の概要	本地域の植生は、社殿を中心として見られる照葉樹林と竹林に分類される。照葉樹林は、ほぼ極相林に近い林相で、アラカシ、ツブラジイ、クスノキ、タラヨウ、カゴノキなどの常緑広葉樹を主とするが、立地によってはムクノキ、エノキ、イロハモミジなどの落葉広葉樹を混交している。寄進、植栽によるものではないかと思われるクスノキの巨樹が多い。（主な群落）アラカシーヤブラン群落、アラカシーソヨゴ群落、竹林 ◎文献：男山京都府歴史的自然環境保全地域指定書及び保全計画書　昭和58年　京都府

一ノ鳥居からみた保全地域

石清水八幡宮の杜叢林

トップページ＞自然生態系＞京都府歴史的自然環境保全地域　＞　男山京都府歴史的自然環境保全