選定理由 | 河川敷を含む多様で良好な草地環境の指標となる。 |
---|---|
形態 | 開張20.0~26.0mm。前翅の地色は黄色と黒色の目立つ斑紋をもつ。後翅は暗褐色で裏面に横脈紋が現れる。近似種はいない。 |
分布 | 本州、四国、九州。国外では朝鮮半島、ロシア南東部、モンゴル、イラン、アラビア半島、ヨーロッパ、北アフリカ。 |
生態的特性 | 外国ではセイヨウヒルガオを寄主としていることが分かっているが、日本では未知。 |
生息地の現状 | 特定地域の改変はないが、全体としての好適生息地の減少は認められる。 |
生存に対する脅威 | 草地の破壊的改変。 |
必要な保全対策 | 草地管理において、部分的に生息場所となる区域を設ける等の対策が望まれる。 |
改訂の理由 | 近年、京都府だけでなく、全国的に個体数の減少が報告されている。 |
文献 岸田(編)(2011b)
執筆者 吉安裕