昆虫類| 選定理由 | かつては全国的に広く分布し、個体数も多かったが、現在は河口部を中心とする汽水域に見られ、個体数も多くはない。埋立地で大発生した記録がある様に、擾乱された環境にいち早く進出してくる種であるが、河川の改修等によって、河川の自然な更新が行われなくなり、個体数を減じたものと考えられる。 |
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| 形態 | 黒色で光沢があり、爪に褥盤を欠く。 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州。国外では韓国、 ◎府内の分布区域 宮津市。 |
| 生態的特性 | 幼虫は水生。 |
| 生息地の現状 | 河川の改修による生息域の減少。 |
| 生存に対する脅威 | 河川の改修による生息域の減少。 |
| 必要な保全対策 | 特に河口部の自然環境の保全。 |
| 改訂の理由 | 2002年版レッドデータブック作成時には、参照できる資料がほとんどなかったため、ひかえめな判断とせざるをえなかった。しかしその後の京都における調査および近隣地区の資料が増加したため、現時点において妥当と思われる評価に変更した。 |
執筆者 大石久志
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