選定理由 | 全国的に極度に記録の少ない種であり、自然度の高い環境にに局所的にみられる。京都でも1例の記録しかなく、生息地の状況から存続に注目する必要がある。 |
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形態 | ミズアブに似るが、より小型で腹部背板第2~4節の後縁両側に黄赤色の斑紋があることで、近似の種と区別できる。 |
分布 | 北海道、本州、ロシア極東部。 ◎府内の分布区域 京都市深泥池の1例のみ。 |
生態的特性 | 生態は不明であるが、幼虫はおそらく水生。 |
生息地の現状 | 生息地は保護されている。 |
生存に対する脅威 | 周辺を含めた環境の劣化。 |
必要な保全対策 | 生息地の保全。 |
改訂の理由 | 2002年版レッドデータブック作成時には、参照できる資料がほとんどなかったため、ひかえめな判断とせざるをえなかった。しかしその後の京都における調査および近隣地区の資料が増加したため、現時点において妥当と思われる評価に変更した。 |
執筆者 大石久志