選定理由 | 府下の記録は少ない。最近5年間の調査では発見できなかった。 |
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形態 | 最近、次種とともに Velleius属より現在の属に移された。どちらもハネカクシとしては大型の部類に入り、櫛状のひげが特徴である。上翅の側縁の黄色の部分は半分程度である。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、屋久島に分布する。近畿地方では他種より標高の高いところに分布できる傾向がある。 ◎府内の分布区域 京都市(二ノ瀬、尾越)。 |
生態的特性 | この仲間はスズメバチの巣に依存しての生息が報告されているが、個々の種についての詳細は不明である。夏にクヌギなどの樹液に集まっている。バナナトラップにもよく飛来する。 |
生息地の現状 | スズメバチが営巣する土中やウロのある場所が乏しい市街地での生息はむずかしい。 |
改訂の理由 | 京都府において最近の記録情報がないため。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 Sharp(1889)、Soldovnikov(2012)
執筆者 伊藤建夫