選定理由 | ブナ帯の昆虫で、芦生研究林での記録があるが極めて少ない。 |
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形態 | 日本産のオオキバハネカクシ亜科で黒一色なのはこの種のみである。色彩変異はない。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州に分布。 ◎府内の分布区域 芦生。 |
生態的特性 | ブナ樹林帯に依存する種と思われ、ヒラタケやハナガサタケなどに集まる。 |
生息地の現状 | 府下の生息地が芦生に限られている。シカ害による植生の変化や乾燥化の影響が考えられるが、当面は大きな変化はないと考えられる。 |
改訂の理由 | 京都府において本種の生息個体数が極めて少ないため。 |
文献 Sharp(1889)、Nakane and Sawada (1956)
執筆者 伊藤建夫