選定理由 | 京都府内でも分布が限られており、河川の環境悪化により個体数が減少している。 |
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形態 | 腹長42.0~45.0mm、後翅長33.0~37.0mm。腹部第7~9節が横に広がり腹面は黄色い、中型のサナエトンボ。オスの上付属器は太く短く、メスの頭部に1対の向き合った突起のあるのが特徴。 |
分布 | 琵琶湖周辺と三重県の一部に限って分布する。 ◎府内の分布区域 京都府では宇治川、木津川および京都市琵琶湖疏水に生息する。 |
生態的特性 | 成虫は6月下旬~10月上旬に見られる。未熟期は丘陵地の草むらや雑木の葉上で過ごし、成熟すると水辺へ戻り生殖活動を行う。 |
改訂の理由 | 分布が極めて限定しているので、要注目種とした。 |
文献 尾園ほか(2012)、関西トンボ談話会(1974、2006)、山本ほか(2009)
執筆者 田端修