選定理由 | 近年産地がやや限られてきており、生息環境の汚染が懸念される。 |
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形態 | 腹長31.0~34.0mm、後翅長24.0~28.0mm。胸部側面に1本の黒条がある小型のサナエトンボ。オスの尾部上付属器、メスの尾毛はともに白く、近似種との区別点になる。 |
分布 | 本州、四国、九州に分布する。 ◎府内の分布区域 京都府では京都市・乙訓地域、南丹地域、中丹地域に生息するが産地は限られる。 |
生態的特性 | 成虫は5月下旬~8月上旬に見られる。生殖活動は河川の上流域で行うが、羽化はそれより下流域で見られる。生息域となる谷川への不法投棄、河川上中流域の環境悪化が目立つ。 |
改訂の理由 | 府内の生息地は少なく、分布状況を把握する必要があるので要注目種とした。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 尾園ほか(2012)、関西トンボ談話会(1974、2006)、山本ほか(2009)
執筆者 田端修