昆虫類
鱗翅(チョウ)目 ツトガ科
鱗翅(チョウ)目 ツトガ科
ハマゴウノメイガ
Aglaopus albipennis (Inoue, 2000)
京都府カテゴリー | 要注目種 |
---|---|
2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 海岸の植生に依存した種であり、京都府では冠島のみ生息する。 |
---|---|
形態 | 開張11.0~17.0mm。前・後翅はやや光沢のある白色で、横線は淡灰黒色。前翅の前縁は灰黒色を帯びる。 |
分布 | 本州、四国、九州、三宅島。国外は未知。 ◎府内の分布区域 冠島。 |
生態的特性 | 幼虫はクマツヅラ科のハマゴウの花部を摂食する。詳しい生態は富沢(2000)に述べられている。 |
生息地の現状 | 2012年の調査では、生息数の減少はみられなかった。 |
生存に対する脅威 | 海岸の護岸工事や遊歩道設置による植物群落の消失や分断が生存に悪影響を及ぼす。 |
必要な保全対策 | 海浜のハマゴウ群落の保全が必要である。 |
文献 Inoue(2000)、富沢(2000)、那須ほか(編)(2013)
執筆者 吉安裕