昆虫類
双翅(ハエ)目 ムシヒキアブ科
双翅(ハエ)目 ムシヒキアブ科
ハマベコムシヒキ
Stichopogon infuscatus Bezzi, 1910
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 典型的な海浜性の種で、環境指標性が高い。また京都府での産地が限定されている。 |
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形態 | 極めて小型の種。身体は灰白色で、黒色の斑紋がある。 |
分布 | 国外では台湾、日本では本州(新記録)と九州に分布。 ◎府内の分布区域 宮津市の由良浜(2000年の調査で発見)。 |
生態的特性 | 成虫は捕食性で、幼虫も同様と考えられる。海浜の砂地に固有であり、自然状態を残した海岸に広く分布している。産地での個体数は極めて多い。主として砂浜から草原に自然に移行している環境に特に多く見られる。現状では保全に問題ないが、密度の高い生息域はあまり広くないので、環境の維持に留意する必要がある。 |
生存に対する脅威 | 周辺を含めた環境の劣化。 |
文献 大石(2002a)
執筆者 大石久志