昆虫類
双翅(ハエ)目 ムシヒキアブ科
双翅(ハエ)目 ムシヒキアブ科
ツマグロヒゲボソムシヒキ
Cyrtopogon pictipennis Coquillett, 1899
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 個体数が少なく、自然度の高い山地の渓流の周辺に生息しているので、環境指標性がある。京都府での産地は限られる。 |
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形態 | やや小型の黒色の種で、腹部には灰白色の帯がある。翅端に黒色斑があるのが特徴。 |
分布 | 本州、四国、九州。 ◎府内の分布区域 中部地域の山地に |
生態的特性 | 幼虫はおそらく捕食性。成虫も捕食性で、春季に渓流付近のやや開けた場所に現れ、石上や倒木上にとまる。既知のタイプ産地は花背峠だが、近年生息が確認できていない。環境の変化とともに減少した可能性が高い。ただし中部地域の山地帯には広く分布すると思われる。早急な調査が前提となるが、基本的に自然度の高い渓流の周辺の環境の保全が重要。 |
執筆者 大石久志