昆虫類
双翅(ハエ)目 ハルカ科
双翅(ハエ)目 ハルカ科
ハマダラハルカ
Haruka elegans Okada, 1938
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 情報不足(DD) |
選定理由 | 京都府には広く分布し個体数も多いが、環境指標性がある。第三紀の周北極要素を示す種として学術的にも貴重な種。 |
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形態 | やや小型の種で、身体は光沢のある黒色。翅に顕著な斑紋をもつ。 |
分布 | 本州、四国、九州。 ◎府内の分布区域 中部地域の低山地帯に広く分布する。 |
生態的特性 | 成虫は早春3~4月に出現し、林間を低くかつ素早く飛翔し、交尾のため立木に集合する。幼虫はネムノキの朽木の樹皮下に生育する。京都府では個体数も多く、良好な森林のみならず周囲の二次林でも見られる。 |
生存に対する脅威 | 周辺を含めた環境の劣化。 |
必要な保全対策 | 生息地の保全。 |
執筆者 大石久志