昆虫類
双翅(ハエ)目 ガガンボ科
双翅(ハエ)目 ガガンボ科
ミカドガガンボ
Ctenacroscelis mikado (Westwood, 1876)
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 全国的に広く分布するが、個体数が少な |
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形態 | 日本最大のガガンボで、他種に比べて著しく大きい。身体は黄褐色で暗褐色の斑紋がある。翅は褐色。 |
分布 | 本州、四国、九州の低山地に分布する。 ◎府内の分布区域 中部地域の低山地に多く見られるが、京都市東山の一部にもわずかに生息する。 |
生態的特性 | 幼虫は渓流近くの砂礫地にすむ。成虫も渓流沿いや林中に見られ、よく飛翔する。いずれの地域でも個体数はあまり多くはない。また林道の建設や河川の改修等によって生息域は狭まりつつある。 |
生存に対する脅威 | 周辺を含めた環境の劣化。 |
必要な保全対策 | 生息地の保全。 |
執筆者 大石久志