昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 ヒゲナガゾウムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 ヒゲナガゾウムシ科
クロオビキノコヒゲナガゾウムシ
Euparius tamui Nakane, 1963
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 冠島をタイプ産地とする稀種で、本土側では福井県で発見例があるにすぎない。希少性と基準性がある。 |
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形態 | 原色昆虫大図鑑(Ⅱ)甲虫篇(北隆館 1963)PL. 175、No. 18、原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)(保育社 1984)PL. 45、No. 9を参照。近縁種キノコヒゲナガゾウEuparius oculatus(Sharp)とは斑紋が異なり区別は容易である。 |
分布 | 本州。 ◎府内の分布区域 冠島のみ。冠島では少なくないという。 |
生態的特性 | 本種の生態については知られていないが、近似種と同様にシュタケ等の多孔菌に依存するものと考えられ、朽ち木やそれに生じる菌類が多い冠島上部は本種の生息に好適な環境と考えられる。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 塚本(1952)、Nakane(1963d)、林ほか(編著)(1984)、京都昆虫研究会(1991)
執筆者 沢田佳久(加筆修正:水野弘造)