昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 ハムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 ハムシ科
キベリハムシ
Oides bowringii (Baly, 1863)
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 日本では兵庫県だけが確実な産地として知られてきた。京都府では南丹市美山町と福知山市夜久野町の2例の記録があり、偶産でなければ貴重な分布例である。 |
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形態 | 原色昆虫大図鑑(Ⅱ)甲虫篇(北隆館 1963)PL. 168、No. 11、原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)(保育社 1984)PL. 35、No. 25を参照。日本産ハムシ科の中では最大でかつ美麗種のため人気は高い。 |
分布 | 本州(兵庫県、大阪府)、朝鮮半島、中国大陸南部、ベトナム。 ◎府内の分布区域 南丹市美山町京都府立大学大野演習林: 友国(1966): 福知山市夜久野町: 夜久野町(1994) |
生態的特性 | 食草としてサネカズラ、マツブサが既知。植物自体は珍しいものではない。 |
生息地の現状 | 兵庫県内ではゆっくりと分布を拡大していることが報告されており、大阪府能勢町天王で採集(ⅷ. 2008)されたことから京都府もその延長上にあるものと推察される。 |
執筆者 水野弘造、高橋敞