昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 アリモドキ科
鞘翅(コウチュウ)目 アリモドキ科
ヘリハネムシ
Ischalia patagiata Lewis, 1879
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 同属の近似種とともにまれであり、高山性、中山性もしくは低地性と生息域の標高差と分布の非連続性が注目されている。京都府では低地性の本種のみ。 |
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形態 | 原色昆虫大図鑑(Ⅱ)甲虫篇(北隆館 1963)PL. 120、No. 1、原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 61、No. 1を参照。アリモドキ科へ所属が変更された。 |
分布 | 本州、四国、九州。 ◎府内の分布区域 美山町京都大学芦生研究林(22. ⅶ. 1977, 高橋敞採集):京都市右京区嵐山(27.ⅵ. 1956, 岸井尚採集):和束町鷲峰山(16. ⅶ. 1999, 水野弘造採集)。 |
生態的特性 | 自然度の良好な森林で採集されていること以外は不明。 |
生息地の現状 | 嵐山における採集時と現状との差は明らかでないが、他の産地では大きな環境変化は予測されていない。 |
生存に対する脅威 | 低地の森林域の減少。 |
必要な保全対策 | 生態は不明であり、取るべき対策も不明だが、端的に言って森林保護であろう。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 岸井(1958)
執筆者 水野弘造、高橋敞