鞘翅(コウチュウ)目 ジョウカイボン科
シマシマクビボソジョウカイ
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 本種のジュニアシノニムとなったカンサイニンフジョウカイAsiopodabrus kansaiensis のタイプ産地が大悲山である。この種はTakahashi (2012)によりA. shimashimanusのシノニムとされた。 |
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形態 | Takahashi (2012) , Japanese Journal of systematic entomology, Monographic Series, 4. A taxonomic study on the genus Asiopodabrus (Coleoptera, Cantharidae) of Japan, 293-294, figs. 199, 383を参照。体長約5.0mm、淡黄褐色でやわらかい。種の同定にはオス交尾器の形態確認が必要。 |
分布 | 三重県、滋賀県、京都府、広島県の各府県。 ◎府内の分布区域 京都市左京区大悲山(タイプ産地): Nakane and Makino(1990):尾越:高桑ほか(1992):芹生(パラタイプ産地): Nakane and Makino(1990)。 |
生態的特性 | 原因は不明であるが、酢酸ベンジルのトラップにも多数誘引される。 |
生息地の現状 | 大悲山を除き、針葉樹植林化が著しいようであるが、個体数は多い。 |
必要な保全対策 | 生息地の現状を維持保全。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 Nakane and Makino(1990)、高桑ほか(1992)
執筆者 高橋敞(補筆修正:水野弘造)