昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
アオバネホソクビゴミムシ
Brachinus aeneicostis Bates, 1883
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 巨椋池がタイプ産地である。 |
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形態 | 原色昆虫大図鑑Ⅱ(甲虫篇)(北隆館 1963)PL. 27、No. 20、Habu(1967)Fauna Japonica, Carabidae, Truncatipennes group(Insecta: Coleoptera)PL. 8、No. 107、Fig. 3を参照。体長7.0~10.5mm。体や肢は黄赤褐色、上翅は黒くて鈍い緑銅光沢がある。触角は第3~7節がやや暗色。 |
分布 | 本州、九州。国外では、朝鮮半島、シベリア東部。 ◎府内の分布区域 タイプ産地の巨椋池のほか、京都市伏見区淀、城陽市から記録がある。 |
生態的特性 | 低地の湿地や河川敷にすむ種類のようである。 |
生息地の現状 | タイプ産地である巨椋池は干拓により消滅したが、その周辺地の標本がある。府内の他の地域の記録のうち舞鶴市高野台の標本は誤同定、稲荷山の標本も同定に疑問があり、再調査がのぞまれる。 |
執筆者 芦田久