昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
ダイヒザンナガゴミムシ
Pterostichus (Epinialoe) daihizanus Ishida, 1968
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 地下浅層に適応した特異なナガゴミムシで、京都市左京区大悲山がタイプ産地。ハラトゲナガゴミムシ亜属の中で最も西に分布する種で、学術的にも注目される。 |
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形態 | 体長10.5~11.5mm。小型のナガゴミムシで暗褐色。体はやや扁平で、後翅は退化している。オスの腹部末端節の中央部がへら状に突出し、上翅端を越すことで、京都府産の他のナガゴミムシ類から容易に識別される。 |
分布 | 京都府、滋賀県、福井県。 ◎府内の分布区域 京都市左京区北部、南丹市美山町、京都市右京区、京丹波町。 |
生態的特性 | 地下浅層に適応した種類で、山地の渓流沿いに堆積した土壌中から得られるが、個体数は少ない。 |
生息地の現状 | 主に山地に分布するため、生息環境は良好である。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 Ishida(1968)
執筆者 芦田久