昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
ヒロムネナガゴミムシ
Pterostichus (Eolagarus) dulcis (Bates, 1883)
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 巨椋池がタイプ産地である。平地の湿地にすむゴミムシであり、生息に適した環境が失われるとともに、ほとんど記録されなくなった。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)(保育社 1985)PL. 20、No. 21を参照。体長9.0~10.0mm。前胸は大きく、後角は丸い。上翅は黒色で虹色光沢がある。 |
分布 | 本州。国外ではウスリー、シベリア東部。 ◎府内の分布区域 かつての巨椋池のみ。 |
生態的特性 | 低地の湿地に特異的に生息する。 |
生息地の現状 | タイプ産地の巨椋池は京都市伏見区から久御山町、宇治市にかけて存在した広大なため池であるが、干拓により消滅した。木津川河川敷などにも生息している可能性があるが、情報不足のため確認されていない。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 芦田久