昆虫類
脈翅(アミメカゲロウ)目 ウスバカゲロウ科
脈翅(アミメカゲロウ)目 ウスバカゲロウ科
リュウキュウホシウスバカゲロウ
Paraglenurus okinawensis Okamoto, 1910
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 砂丘環境にのみ見られ、環境指標性が高い。 |
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形態 | 成虫の体長は18.0~22.0mm、前翅長は20.0~23.0mm。成虫は黄褐色の体で、腹部の各節に淡黄色の斑紋をもつ。後翅先端付近後縁に、ぼんやりとした細長い褐色斑をもつ。 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄県。 ◎府内の分布区域 北部地域(京丹後市久美浜町、網野町、舞鶴市)。 |
生態的特性 | 幼虫は非営巣性アリジゴクで、海岸砂丘などの砂地のマツの根際や、建造物のへりの浅いところに潜み、通りがかった昆虫などの小動物を捕食する。 |
生存に対する脅威 | 護岸工事やオフロード車の侵入によって生息環境の劣化が起これば、生息に大きな影響を与える可能性がある。 |
必要な保全対策 | 成虫の密度は現在低くはないが、特異な環境条件下にすむため、生息場所の保全に注意を払う必要がある。 |
文献 松良(1989)
執筆者 松良俊明(補筆:松本吏樹郎)