昆虫類
半翅(カメムシ)目 カメムシ科
半翅(カメムシ)目 カメムシ科
ルリクチブトカメムシ
Zicrona caerulea (Linnaeus, 1758)
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 広く分布する種であるが、最近、減少していると判断される。また灌木のある草原に生息する種で、環境指標性がある。 |
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形態 | 体長6.0~8.0mmのやや小型で、強い青色の光沢をもつ黒色の種。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、南西諸島。国外では旧北区、東洋熱帯、北アフリカ、南米にまで広く分布する。 ◎府内の分布区域 南部地域の古い記録がある。最近では2013年に舞鶴市で確認されている。 |
生態的特性 | 平地の畑、雑草地に見られ、特にイチゴ類やヤナギ類につくカミナリハムシ類を好んで捕食する。古くは格別珍しい種ではなかったらしいが、最近、相当減少したと判断される。この原因は不明であるが、草原的環境が大きく変化するとともに姿を消していった種の一つと見なされる。 |
文献 友国(監)(1993)
執筆者 大石久志(補筆:中尾史郎)