昆虫類
膜翅(ハチ)目 ギングチバチ科
膜翅(ハチ)目 ギングチバチ科
カゲロウギングチバチ
Crossoerus heydeni nipponis Tsuneki, 1966
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 京都府では1930年代に、ガロアギングチバチと同様、北山、芹生で記録されているだけ。栃木県日光の中禅寺湖付近と青森県の十和田湖で記録があるだけの極めて珍しい種。絶滅危惧種にランクしてもよいくらいだが、精査ができていないので準絶滅危惧種としておく。 |
---|---|
形態 | 小型のギングチバチ。 |
分布 | 京都府、青森県、栃木県などで記録があるが分布は局限。北海道、ヨーロッパにも分布。 |
生態的特性 | カゲロウ類の成虫を狩るという、ギングチバチ類の中でも極めて珍しい習性を持つ種。朽木に営巣すると思われるが、詳細不明。 |
必要な保全対策 | 詳細は不明ながら、営巣場所を提供する朽木も含めた森林の自然環境の保全と、豊かなカゲロウ類の生息する河川の自然環境の保全が必要。 |
文献 常木(1958)、Tsuneki(1966a)、遠藤(1974)
執筆者 遠藤彰