昆虫類
膜翅(ハチ)目 アナバチ科
膜翅(ハチ)目 アナバチ科
フクイアナバチ
Sphex inusitatus fukuianus Tsuneki, 1957
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
選定理由 | 福井県、京都府、岡山県のみから記録。福岡産は別亜種とされる。分布は極めて局限されており、衰退している。福井県でも絶滅が危惧されている。環境庁レッドデータブック(2012年版)で準絶滅危惧種にあげられているが、府内での精査を欠くので、準絶滅危惧種とする。 |
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形態 | 大型のアナバチ。翅は同属のクロアナバチより一層暗色。 |
分布 | 京都府での分布地の詳細は不明。福井県においても絶滅が危惧されている。 |
生態的特性 | 地面に掘られた垂直の30.0~40.0cmの主坑から水平に育房をつくって営巣するが、他のアナバチとは異なり、もっぱらハネナシコロギスを狩るという特徴がある。 |
生息地の現状 | 詳細不明。ハネナシコロギスの生息条件を含めた精査が必要である。 |
文献 羽田(1993)
執筆者 遠藤彰