昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オオハナノミ科
鞘翅(コウチュウ)目 オオハナノミ科
フタオビオオハナノミ
Macrosiagon bifasciata Marseul, 1877
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 希少種。分布は広いが、国内では稀。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 65、No. 5を参照。黒色の上翅に黄色紋を有するため、本科の他種とは直ちに区別しうる。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国大陸、インドネシア、インド、アフリカ東部)。 ◎府内の分布区域 次の3か所が確認された。網野町掛津(20. ⅸ. 2003, 松尾秀行採集),福知山市北栄町(3. ⅵ. 2000, 吉井雅弘採集)、南丹市美山町佐々里(25. ⅶ. 2011, 鶴田健一採集)。 |
生態的特性 | 本科の甲虫はハチ類に寄生するものが多いが、本種はジガバチ類に寄生するといわれる。このような生態的特性のためか、偶然採集されたというものがほとんどである。 |
必要な保全対策 | 生態的特性を考えると、オオハナノミ類の保全にはハチの保全が確保されなくてはならない。ただ、ハチ類は環境変化に対しては甲虫よりはるかに敏感である。 |
執筆者 水野弘造、高橋敞