昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 タマキノコムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 タマキノコムシ科
サツマヒゲブトチビシデムシ
Colon kishii Nakane, 1983
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 希少種。2002年版レッドデータブックまでは九州のみから知られていた。京都府の記録が分布北限と考えたが各地での調査による現在の分布状況は不明。 |
---|---|
形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)(保育社 1985)PL. 42、No. 34-35に対する本科甲虫の検索表を参照のこと。C. babaiよりも府内の分布は広く確認標本も多い。 |
分布 | 本州、九州。 ◎府内の分布区域 舞鶴市高野台(1994-2003, 7exs.,荒田弥五郎採集)。舞鶴市女布(2exs.,村尾哲男採集)。美山町芦生研究林(1ex.,水野弘造採集)。 |
生態的特性 | 舞鶴市で採集された標本は湿地、雑木林をのぞむ住宅地内の灯火に飛来した。 |
生息地の現状 | 舞鶴市高野台は市街地から少しはずれた住宅地として特記すべき状況はない。 |
生存に対する脅威 | 都市郊外の平地自然環境(雑木林、湿地)が減少すれば本種のような平地性の希少種の生息が脅かされるものと思われる。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 林靖彦、水野弘造、高橋敞