昆虫類
毛翅(トビケラ)目 カクスイトビケラ科
毛翅(トビケラ)目 カクスイトビケラ科
キタヤマカクスイトビケラ
Tsudaea kitayamana (Tsuda, 1942)
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 京都市貴船安造谷、1935-Ⅳ:(タイプ産地):オオハラツツトビケラ属Eobrachycebtrusとされたが、野崎隆夫氏によってカクスイトビケラ科の新属とされた。栃木県、三重県などの本州中部の山地渓流から記録されているが、分布は限定されている。 |
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概要 | 加茂川水系の源流の一つ安造谷だけから記録されている。源流あるいは支沢に生息する種類で、絶滅の可能性は比較的少ないと思われる。しかし、近似種のオオハラカクスイトビケラEobrachycentrus vernalisなどは、比較的多く採集されているが、その後はタイプ産地を含む京都府からの記録はない。石川、長野県などから再発見された。原記載もオス1個体だけにもとづいて記載されているので、稀な種類であったと思われる。体長5.0mm、開翅長は11.0mm程度の小型のトビケラである。メスと幼虫も記載された。 |
その他 | 日本固有種 |