昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 キノコムシダマシ科
鞘翅(コウチュウ)目 キノコムシダマシ科
ルリキノコムシダマシ
Tetratoma sakagutii Nakane, 1955
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 京都市左京区大文字山がタイプ産地である。 |
---|---|
形態 | 原色昆虫大図鑑(Ⅱ)甲虫篇(北隆館 1963)PL. 119、No. 9、原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 59、No. 7を参照。前胸背板の側縁は狭く上反し、基部は中央にも小凹があり、左右の凹陥と横溝で結ばれる。 |
分布 | 本州、四国、九州。 ◎府内の分布区域 京都市左京区大文字山: Nakane(1955): 岩倉(1963. x. 17,Y. Kishi採集) |
生態的特性 | 幼虫、成虫ともにキノコの食菌性。 |
生息地の現状 | タイプ産地である大文字山は雑木林がよく残されていると思う。岩倉は市街地化。 |
生存に対する脅威 | 菌類依存性の甲虫であるため、自然度良好な森林の減少が脅威となる。 |
必要な保全対策 | もともと希少種なので具体的保全策は不明。記載以後の記録は複数あるので、現状程度の自然度を残すことは絶対に必要であろう。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 Nakane(1955)
執筆者 水野弘造、高橋敞