昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 テントウムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 テントウムシ科
オオサカヒメテントウ
Scymnus osakaensis (M. Araki, 1963)
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 京都市鞍馬がAraki(1963)の記載のパラタイプの産地である。舞鶴市(高野台、女布)、綾部市(味方町)より本種の可能性のある標本を得ているが、未同定。 |
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形態 | Fauna Japonica: Coccinelidae(Lnseeta: Coleoptera)(啓学出版)Ⅵ、図版No. 12を参照。簡便に調べるには、テントウムシの調べ方(文教出版 2009)を参照。小型種で、他のヒメテントウ族との区別は難しく、同定は専門家に任せる必要がある。 |
分布 | 本州、九州。 ◎府内の分布区域 京都市左京区鞍馬: Araki(1963、パラタイプ産地) |
生態的特性 | 本種の生態は不明である。 |
生息地の現状 | 原記載以後の記録はなく、産地では記録時と比較すれば、針葉樹植林化が進んでいる。 |
生存に対する脅威 | 生態が不明なので具体的脅威は不明である。 |
必要な保全対策 | きわめてまれな種であって、しかも生態不明。既知産地の環境を保全する以外方策はない。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 Araki(1963)、Sasaji(1971)、日本環境動物昆虫学会(編)(2009)
執筆者 高橋敞(補筆修正:水野弘造)