昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
クロカタビロオサムシ
Calosoma maximowiczi (Morawitz, 1863)
京都府カテゴリー | 要注目種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 2002年版の京都府レッドデータブックでは府下の産地は2か所に過ぎなかったため絶滅寸前種として選定した。その後、宇治市天ケ瀬では経年的に発生が確認され、亀岡市千代川町でも新たに確認されたため、有翅オサムシの本種が危急状況にはないものと判断した。 |
---|---|
形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)(保育社 1985)第3図版、図2を参照。背面は部分的に青みを帯びるが全体的に黒色である。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、極東地域に広く分布。 ◎府内の分布区域 宇治市、亀岡市。 |
生態的特性 | 成虫は5~6月頃クヌギ林に見られ、鱗翅目の幼虫を捕食する。 |
生存に対する脅威 | 自然林の消滅。 |
必要な保全対策 | 自然林の環境の保全。 |
改訂の理由 | 宇治市天ケ瀬では経年的に発生が確認され、亀岡市千代川町でも採集されたため、有翅オサムシの本種が危急状況にはないものと判断した。 |
執筆者 水野弘造