昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 ゲンゴロウ科
鞘翅(コウチュウ)目 ゲンゴロウ科
スジゲンゴロウ
Hydaticus satoi Wewalka, 1975
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
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2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅(EX) |
選定理由 | 日本国内における近年の記録がほとんどなく、絶滅が懸念されている中型のゲンゴロウである。京都府においては古い採集例があるのみで、最近はまったく確認されていないことから、絶滅した可能性が高い。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)(保育社 1985)第35図版、図14、図説日本のゲンゴロウ(環境科学(株) 1993)No. 97を参照。体長12.0~15.0mm。体全体は黒色で、頭前部、前胸両側、上翅の縦条紋は黄色。上翅の縦条紋は内外紋が中央後方で合一する。体下面、肢は赤褐色。 |
分布 | 本州(中部以西)四国、九州、屋久島、トカラ列島(中之島)。国外では朝鮮半島、台湾、中国大陸、フィリピン、ボルネオ、ミャンマー、ブータン、インド、スリランカ。 |
生態的特性 | 平地~丘陵地帯の池沼に生息する。 |
生息地の現状 | 府内では古い記録があるのみで、最近の確認例がまったくないことから、絶滅したものと判断される。 |
文献 森、北山(1993)
執筆者 芦田久