昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
クビナガヨツボシゴミムシ
Tinoderus singularis (Bates, 1873)
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 情報不足(DD) |
選定理由 | 石田(1953)による不確実な記録[京都附近]、および中根(1985)による「Kyoto」の記録があるのみでそれ以後の再記録を見ず、所検標本例もなかったので絶滅したものと考えたが、2002年以降福知山市と八幡市で生息が確認された。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)(保育社 1985)第28図版、図10を参照。頭部がいちじるしく細長く、触角も細くて長い。前胸は基方へ強く挟まり、後角は歯状に突き出る。 |
分布 | 本州、四国、九州に分布。 ◎府内の分布区域 福知山市池部由良川右岸(23. ?. 2010, 11. ?. 2011, 山下俊一採集)、八幡市木津川ながれ橋(11.ⅰ. 2004, 田中勇採集)。 |
生態的特性 | 成虫態で越冬することが知られており、福知山市、八幡市ともに冬季の河川敷で朽木中から発見された。 |
生息地の現状 | 不明。 |
生存に対する脅威 | 出水や整備に伴う河川敷の改変。 |
必要な保全対策 | 河川整備における河川敷改変への配慮。 |
改訂の理由 | 福知山市と八幡市で新たに生息が確認された。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 石田(1953)、中根(1985)、伊藤ほか(1997)
執筆者 水野弘造