昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科
クロマルクビゴミムシ
Nebria ochotica R. F. Sahlberg, 1844
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
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2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 本種は府内では、石田(1953)により京都大学芦生研究林において野淵輝氏により発見されたことが報告されたのを最後に、それ以後府内においては再記録されていない。絶滅したものと思われる。芦生研究林の記録は分布の西限として重要である。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)(保育社 1985)第11図版、図19を参照。特徴のない黒一色のため、同属の他種との区別は容易ではないが、複眼間に1対の赤紋があることなどを手掛かりにすればよい。 |
分布 | 北海道、本州、東北アジア広域に分布。北海道では平地にも生息するが、本州では中部山岳の高地性種として知られている。 ◎府内の記録 南丹市美山町京都大学芦生研究林。 |
生態的特性 | 中部山岳においては渓流の水際に普通に見られる。 |
執筆者 水野弘造