種子植物
種子植物 スグリ科
種子植物 スグリ科
ヤシャビシャク(テンノウメ)
Ribes ambiguum Maxim.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 老大木上に着生するまれな植物で、個体数もきわめて少ない。 |
---|---|
形態 | 落葉生の低木。葉は互生し、枝の先に集まり、有柄。葉身は腎円形で縁に鈍い鋸歯があり、基部は心形。花は枝先に1~2個付き、淡緑白色。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅰ(平凡社)160、原色日本植物図鑑 木本Ⅱ(保育社)103 |
分布 | 本州、四国、九州、中国大陸西部。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 森林の伐採、ナラ枯れの進行、園芸用採集。 |
必要な保全対策 | 自然林の伐採に際しては、事前に生物調査を行なうこと。 |
特記事項 | 老大木の上に着生しているので発見されにくい。伐採時や台風のあとなどに落下しているのを発見することがある。ときに観賞用に鉢植えにされることがある。テンノウメという名前はバラ科の別な植物に主として使われるので、使わないほうがよい。 |
執筆者 西沢信一、光田重幸