種子植物
種子植物 モウセンゴケ科
種子植物 モウセンゴケ科
トウカイコモウセンゴケ
Drosera tokaiensis (Komiya et C. Shibata) T. Nakam. et K. Ueda, Drosera spathulata Labill. subsp. tokaiensis Komiya et C. Shibata
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 生育地が限定され個体数も少ない。 |
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形態 | 酸性の湿地や、その周辺にはえる多年草。コモウセンゴケに似ているが、萼片は鈍頭(コモウセンゴケでは鋭頭)、托葉に不規則な突起がある。種子は縦に細長く、格子模様は縦長で多い。葉は倒卵形で、先端部はやや円形。 ◎参照 植物分類,地理42: 125、京都植物25(4):6-11 |
分布 | 本州(静岡県・富山県以西)、四国東部。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域(写真や標本は残っていない)、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、草原の遷移、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 基本的に酸性湿地とその周辺の遷移を抑えるのが重要。 |
特記事項 | 本種はモウセンゴケとコモウセンゴケとの雑種に起原をもつ複二倍体で、日本固有種である。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 西沢信一、光田重幸